2009年12月6日日曜日

朝から冷たい雨

もう少し気温が下がると 霙になる 冬はそこまで来ている

嫁 子供たちのタイヤは変えた 後は自分だけ

馬を飼い初めて1年経ったある日の午後 私が所用から帰ると

パドックの前に老人が居た 老人は泣いていた 私がどうしたんですか

と聞くと しばらく沈黙の後 なあー 使うだけつこて 後はくてまうんにゃ なあー

と云いながら 木曽馬のローラを撫でた

話はこうである  第二次大戦中彼は中国で馬係だった 台車に載せた大砲を馬に引かせ移動するのが

彼の役目だった 彼の部隊は200人たらずの小さい部隊だった 移動はほとんど 夜中だという

その時 馬が頼りになる 敵に見つかるから灯りは点けず 真っ暗だ

馬を部隊の先頭におき 道先案内をさせた 馬は夜目が効く

初期調教でする ロングレーンみたいな感じだと思う

彼が担当していた馬が肩を痛めて使えなくなった 馬は部隊の食料になった

老人は家の馬に 人参でもくわしてやってくれ といって 1000円じゃなく10000円

置いていった

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